kenkenの日記:Toujours Gai

I am a targeted individual. 今年1月からヘリコプターに追われています。イギリス発の世界一周中です。

6/4 キリング・フィールド

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昨日、 ホテルの近くの旅行代理店でトゥール・スレン博物館とキリング・フィールドのツアーを申し込みました。送迎のみで15ドルでした。

ホテルでツアーがあるか聞きましたが、ホテルの前のトゥクトゥクを使うように言われました。同じコースで25$と言われました。

クーラーの効いた車で休める旅行代理店の方を選択しました。

朝8時にホテルまで迎えに来てくれました。

私ともう一人別のホテルの白人と二人でした。

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トゥール・スレン博物館に行きました。(入場料3$)

ここは、クメール・ルージュに捕えられた人々の収容所です。町中にあります。

東ドイツのザクセンハウゼン強制収容所と似た感じです。

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コの字型に4つの建物が立っています。向こうからA棟、B棟、C棟、写真を撮ってる建物がD棟です。もとは高校です。中にはもとは教室でしょう、黒板がある部屋もありました。

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 ここで収容された人が吊るされ、拷問されたそうです。 

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 中は木材やレンガでしきられ、独房になっています。

1時間見学しました。 

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 その後、プノンペンの南西12kmのところにあるチュンエク村に来ました。

 トゥール・スレン収容所に入れられた人々は、ここに運ばれ、処刑されたそうです。

通称、キリング・フィールドです。(入場料6$、日本語音声ガイド無料)

アウシュビッツのようなところです。

見学時間は1時間30分です。

これで十分です。

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 このあたりから掘り返された遺骨が納められています。 

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 遺骨が掘り返されたところには小屋が立っています。 

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 音声ガイドによると、ここに立っている木に幼児が打ちつけられ殺されたそうです。 

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 菩提樹です。音声ガイドによると、ここに拡声器を取り付けて音楽を流し、拷問される人の声をかき消したそうです。

f:id:s276bc81:20150604111725j:plainあちこち掘り返したような穴だらけで、でこぼこです。

 

私がよくわからないのは、この人々はなぜ殺されなければならなかったのか、ということです。

現場に来て、説明を聞いても、さっぱりわかりません。

最高責任者のポル・ポトも裁かれたわけではありません。

のうのうと生きながらえました。

国際社会は彼を裁こうとはしなかった。

なぜなのか、さっぱりわからないままです。 

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午後は個人で、国立博物館に行きました。(入場料5$)

 ガルーダの像です。展示数は少ないです。

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 その後、王宮に行きました。(入場料6.5$ 7$払って、2000リエルのお釣りをもらってもいいですし、6$と2000リエルを払うという方法もあります。)

王宮は現在も使用されていて、見られるのは極一部です。 

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 共通券で隣接するシルバーパゴタに行きました。

ここは宝物が納めてあり、床は20cm四方の銀で出来たタイルが敷き詰められているそうです。

実際は、カーペットが敷き詰められていて、見られるのは入り口の極一部だけです。